桜シーズン、フランス人の都内観光&歌舞伎ツアー
桜シーズンに来日してきたフランス人8人グループに、都内をご案内しました。リーダーの方を除き、日本は初めての方です。まずは、新宿のホテルで皆さんにご挨拶して、新宿御苑にお連れしました。新宿御苑は、外国人の定番の都内の観光スポットです。花見の季節は本当に多くの外国人で溢れます。
新宿御苑は外国人に大人気
新宿御苑は、都心に周囲3.5kmもある大きなエリアで、3つの違った庭園(フランス式庭園、英国式、そして日本庭園)を楽しめます。外国人の方はやはり日本庭園を喜びますね。都心の庭園特有の高層ビルのモダンな背景と伝統的な日本庭園とのコントラストがいいようです。日本庭園のあたりは桜がまだ咲いていなくて残念でしたが、回遊式の庭園を歩いて周り、移りゆく景色に情緒を感じてもらえたと思います。灯篭がものすごく好きという方もいました。
花見ピクニックで、桜を満喫
花見をしようと提案して、レジャーシートを広げて花見をしました。椅子ではなくてちょっと座りづらそうでした。本当は綺麗な和風弁当をお持ちしたかったのですが、急遽花見を決めたので、途中にあった弁当屋さんでお弁当を購入しました。フライ系が多く逆に好まれたかも。そして「花見ピクニック」といって喜んで頂きました。パリの中心部に住む彼らは、公園そのものがあまりなくてあまりピクニックをする機会がないようです。美しい桜にみんな感動して喜んでいました。天気も良くてラッキーです。
築地散策。やっぱり築地はいい!
しっかり桜を堪能して、次は銀座へ。
この日のメインイベントは歌舞伎座での歌舞伎の鑑賞。
その前に時間があったので、希望者を連れて築地を散策をしました。築地は歌舞伎座から歩いて10分と近いので本当に観光的で便利です。
卸売市場は豊洲に移転しましたが、築地の場外市場やいろんなお店は健在です。夕方だったので多くのお店がすでに閉店していましたが、それでも市場や寿司屋の雰囲気を見て、憧れの「築地」が見れたと言って喜んでいました。時間がない中、綺麗な和食器を喜んで買っていました。東京に5日ほど滞在するので、今度朝早くに来てみると言っていました。私も築地が好きなので、喜んでもらってよかったです。
歌舞伎座で歌舞伎の鑑賞
そして、お待ちかねの歌舞伎。3月大歌舞伎です。
翻訳ガイドでしっかり演目ストーリーを理解してもらえて、歌舞伎にとても感動されていました。舞台背景や衣装がとても日本的で視覚的にも日本を味わえ、内容も切腹など「ドラマティック」なストーリー満載で、日本をしっかり味わって頂けます。
「歌舞伎セラピー」ってあり?
歌舞伎がとても好きな方がいて、その人は歌舞伎を見たら息がしやすくなると言っていました。「歌舞伎セラピー」で元気になるんだとか。「歌舞伎セラピー」いいアイデアですね!
私はというと、「歌舞伎セラビー」どころか、無防備に公園で花粉にさらされたせいで、劇場でいきなりひどい花粉症の状態になってしまい、歌舞伎の鑑賞どころでは。。。演目の予習をしていないせいもあり、ストーリーがまるっきり理解できないまま終わってしまいました(涙)。
やはり、演目の予習とマスクは必須です。
フランス人はこれからがパーティ!夜が遅い。。。
歌舞伎は4時半に始まり、終わったのが8時半です。幕間の休憩時間も結構ありますが、鑑賞時間は合計4時間とかなり長丁場です。ほとんどの人(日本人)は、幕間に幕内弁当を食べて、夕食をすませています。
フランス人はというと、歌舞伎が終わってからがパーティ。花粉症でフラフラな私に連れられて、夜の銀座へ。。。
夜の銀座を歩くだけでも、フランス人はニューヨークみたいだって大興奮でした。けど本当かしら?
「銀座は安全だからNYとは全然違う」と言っておきました。
チュニジア人の友達がいるというアジア料理の素敵なレストランを贅沢な貸し切りで大盛り上がり。
夜があっという間に更けていきました。
柏へ帰る終電が。。。
桜シーズン、日本満喫して下さい!
このフランス人グループ、これから日本を2週間かけて、高山、京都・奈良などを観光していくそうです。最後は、アートアイランドで人気の「直島」まで。桜のベストシーズン、しっかり日本を堪能して下さいね。