発酵の専門家・大瀬由生子先生と2019年9月に「暮らすように旅する」というテーマでヨーロッパのスペイン、イタリア、フランス3カ国を旅しました。今回、FEEL CULTURE JAPANの菊地は大瀬先生に同行し、今後の事業の足がかりとして、海外で日本の発酵を紹介する「味噌講座」を開催すると同時に、地元に溶け込んだ暮らしを体験してきました。
ヨーロッパの現地の食に注目した旅行記や写真は大瀬先生や菊地のFacebook記事に記載されています。#大瀬由生子ヨーロッパ味噌講座ツアー
2. イタリア(カステラ・マーレ・ディ・スタービア)に滞在 <Staying in Castellammare di Stabia>
ナポリから25kmほどの7万人弱のナポリ湾にある小さな港町、カステラ・マーレ・ディ・スタービア。小さな街だからこそ、現地の人との距離が短くとても魅力溢れる街でした。
イタリア・ナポリに到着いたしました!
旅のテーマは「暮らすように旅しよう」
カーポディモンテ陶磁器職人のミケーレさんが空港にお迎えに来てくれて、そのあと山の上からナポリの夕日を見せてもらいました。
ロベルトさんの解説で、ナポリ国立考古学美術館からポンペイ遺跡へ。
ランチはナポリでナポリピッツァを。
本場のピッツァに感激!赤のスパークリングワインと共に。
ここでも毎食テラスでの食事。
ナポリ湾を望める素晴らしい景色を眺めながらの朝食は最高。
夕日も格別です。テラスのある暮らしっていいな。
イタリアでのマンマ(お母さん)のごはん。
リータさんが私たちに食べさせたい、喜んでもらいたいと一生懸命作ってくれた…そんな思いが伝わり、心まで満腹。
地のものを使って作る愛ある料理〜
やっぱりどこの国でもおうちごはんは、美味しいな。
「私のポモドーロソースのパスタを是非食べて!」というリータさん。
味噌講座の準備のため、小さな八百屋さんパン屋さんをまわって食材集め。
「ボンジョルノ!」の挨拶から始まり、今日はお天気が良いね「美味しいフルーツがあるよ」「あらちょっと味見させて」「こっちの野菜はどうやって食べるの?」
なんて話しながらのお買い物。途中で世間話に花が咲き脱線したりも(笑)楽しい!楽しすぎる!
買い物をしているだけだけど、人と人が繋がっていく…贅沢って綺麗な街でお洒落に暮らすことじゃないよね。
南イタリアで味噌講座!今回の旅の大きな目的は、日本食文化の交流
イタリア滞在歴40年の玉川 喜代江さんの計らいで開催していただきました。イタリアで味噌講座を開催できるなんて感激です。
味噌の材料、味噌の発酵、味噌の効能、そして味噌の使い方など…1分味噌汁はもちろんのこと、ラテ(牛乳)を入れた味噌汁、ヨーグルト味噌漬け、トマトソースと味噌のピッツァソース、クリームチーズと味噌のディップをイタリアのパンにつけたものを試食いただきました。
南イタリアの味噌講座が終わった夜は、講座にご参加頂いたフミコさんがシェフをしているお店「リストランテ ビキニ」へお食事に。海岸に面したこのお店は、世界中のグルメがわざわざやってくるのだそう。
フミコさんは、日本人ならではの感性で、糀の発酵を取り入れたお料理を考案し、多くのお客様を唸らせています。
フミコさんの夢はミュランの星をいただけるようなお店にすること。イタリアの地で日本の女性が大活躍しているなんて、本当に感激いたしました!
南イタリアでの味噌講座に参加してくださったリベラさんの日本食レストラン「アイジャップ」を訪ね、お礼を言いに。
洗練されたとてもステキなお店!
大歓迎してくれて、プロセッコ(辛口スパークリングワイン)とアンティパストにお刺身をご馳走してくれました。
大瀬先生のfacebook記事
カステラ・マーレ・ディ・スタービアからフェリーで1時間で有名なカプリ島に到着。
青の洞窟は波が高く見れなかった(残念)
しかしアナカプリから乗ったリフトは最高!
高台からの景色は最高でした。
私が特に気に入ったのは、街のすぐ近くにあるファイート山。
ケーブルカーからの景色は絶品!
展望台では、カプリ島を望める180度の海のパノラマビュー。
そして、絶景を見ながらのハイキングは最高!!
暮らすように住んでいたカステラマーレ ディ スタビアの街からロープウェイでファイート山に登り、それから「帰れソレントへ」の歌で有名なソレントにも行きました。
絶景を見ながらピクニックランチ。風が気持ちいい。
街の風景、どこを撮っても絵になります。
買い物街にはレモン製品が沢山。活気のある街です。
続き→ (4)「暮らすように旅する」フランス編
大瀬由生子先生のヨーロッパ味噌講座ツアー