ヴィーガンで旅するヨーロッパ(2)スイス編
今年2020年の秋、スイスとフランスに行き、「ヴィーガンで旅する」をテーマに、ヨーロッパで盛んなヴィーガン(完全菜食主義)に注目して、新しい旅をしてきました。
また、海外旅行の準備や楽しむための様々な旅のTips(ヒント)も紹介していきます。
ヴィーガンで旅するヨーロッパ
1. スイス・ジュネーブ<Visiting Geneve, Swizerland>
スイスのレマン湖の周辺の美しい街、ジュネーブとローザンヌを訪問しました。
ページ目次:
- アムステルダムに到着、そしてジュネーブGeneveへ
- スイス、ジュネーブ観光:旧市街
- スイス、ジュネーブ観光:ヴィーガンランチ
- スイス、ジュネーブ観光:レマン湖
- スイス・ローザンヌ Lausanne
- 予定変更 シャモニーChamonixへ早く行こう
- 登山列車の旅、ローザンヌからシャモニー へ
旅のTips(ヒント):
5. 観光案内所を利用しよう
6. HappyCowでヴィーガン、ベジタリアン レストランを探そう
7. 変更可能なスケジュール
8. 駅の有人の切符売り場を利用しよう
この時期に旅行する人があまりいないせいか、「お金をいくら持ってきていますか?」など、いろいろと普段されない質問をされました。
お決まりの「入国の目的は?」「観光です」の英語だけでは通用しません(笑)。
最近はヨーロッパに行く際はKLMオランダ航空を使うことが多く、アムステルダムは乗換えで良く訪れます。去年は乗換えの7時間を使って、空港から1時間ほどのハーレムの街に行きました。
それから、別のKLMのフライトに乗って夜の10時過ぎにスイスのジュネーブに到着。
あの出発前の心配は何だったのか!
あーもう何時間寝てないんだかわからないけれど、ワインが美味しい。
ホテルで朝食ビュッフェを食べるが、ベジタリアンメニューが少ないので、パンとサラダと紅茶を少し頂く。
そして、ジュネーブ市街の観光へ出発。
ついでに観光客の状況を聞いてみると、例年の70%も観光客が減っているという。
レマン湖の美しさに魅了されて、今年また戻ってきた自分がいるだけに。。。
旧市街の中世の街並みを楽しみながら、中心部にある、12~13世紀に建立されたセン・ピエール大聖堂(Cathedrale Saint-Pieere)を訪問しました。
ジュネーブ大学にも足を伸ばしました。
公園に置かれた大きなチェスで真剣に対戦している人たちが印象的。
旅のTips_5
近くに観光案内所(Tourist Information)があれば迷わず行って情報収集しよう。
私は、新しい街に行くと必ず観光案内所に行って、マップと一緒にいろんな情報をゲットします。「おすすめの観光場所を教えて]とか「3時間あるんだけどどこ回ったらいい」とか「おすすめのヴィーガンレストランを教えて」など気軽に聞けます。
そして、便利な街のマッ案内所はどこもガラガラ。とても親切に対応してくれました。
観光案内所で聞いた、街で人気のヴィーガンレストラン「Alive 」へ。
地元の人たちでかなり混み合っていて、人気店なのが伺えます。
全てヴィーガンメニューで嬉しい!このお店のメニューはこちら。
HappyCowアプリでもかなり高評価のトレンディなビーガンカフェのよう。
HappyCowの店舗情報
店のショーケース冷蔵庫から作り置きのテイクアウト用の料理や飲み物も注文できます。
私は「SHAWARMA(シャワルマ)」という野菜ラップのランチセットをオーダー。
中東のケバブ料理で、本来は薄いピタパンに肉や野菜などを入れて巻いたもの。
このカフェの「シャワルマ」は、テンペとサラダ風の野菜たっぷりのヴィーガン仕様。まるっきり中東な感じはしませんでした(笑)。
抹茶味の炭酸レモンジュース「Matcha」も美味しかった
「シャワルマ」のお値段は24ユーロで日本円だと約3,000円。飲み物を含めると4,000円近くになるので結構いいお値段のランチになります。
スイスは物価が高いからから仕方ないけれど。。。
かなり満足なヴィーガンランチでした。
朝、レマン湖の橋を渡ったときは曇りでしたが、ランチ後には快晴となり、レマン湖のブルーがさらに映え渡って綺麗。
レマン湖(Lac Leman)は、英語ではLake Geneve。レマン湖じゃ通じなくて驚きました!
ちなみに、ジュネーブのシンボルのこの大噴水は、ジェドー(Jet d’Eau)と呼ばれ140mの高さまで吹き上がる世界で最も大きい噴水だそうです。
午後3時過ぎに、次の訪問地のスイスのローザンヌに向けてジュネーブから列車で出発。去年は、ジュネーブから直接シャモニー にバスで向かいましたが、今年は時間をかけて優雅な列車の旅をしようと決めました。レマン湖北岸沿いの絶景ルートで、車窓から美しいレマン湖やぶどう畑の風景が楽しめます。
早速、美しいレマン湖の辺りを散策しました。
湖の向こうにある雪化粧のアルプスの山々が望める湖畔の綺麗な景色を楽しめます。
閉館間際のオリンピックミュージアムを少し覗きました。
フルーティで美味しい!
旅では、地元のフードを食べるのと同じくらい、地元のお酒を飲むのも大事。どちらかというと今回は後者がメインだったかも。
本当にヴィーガンかどうかはちょっと怪しいけれど、ベジタリアン仕様のグリーンカレーとパッタイを頂く。これがまた美味しい!!
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普通メニューは「Yelp」で人気レストランを探せます。
HappyCowは、日本でも使える便利なアプリ。
近くのヴィーガンレストランやヴィーガンオプションのあるレストラン、ベジタリアンフードショップなどが簡単に探せてとても便利です。
「Yelp」は随時、街のレストラン(ヴィ―ガン以外も)のランキング情報を提供しています。
この日も時差ボケで朝早く起きてしまう。そしてかなりの自己嫌悪。。。
実は、昨夜現地の夜中の1時からのアメリカの総合栄養学校から取っているオンラインのCheck-inミーティングがあったことをすっかり忘れていました。ヘルスコーチの資格コースの卒業単位の一つなのに。。。
昨夜ワインを飲んで浮かれている場合ではなかった(涙)。
元々アメリカのニューヨーク時間でミーティングの設定があり、それを日本時間で確認して、さらにそれをヨーロッパで受けるので完全に時差を勘違いしていました。
と、言い訳になるけど。。。
とりあえず、気を取りなおしてウェザーチェック!
わかってはいたけれど、やはり今週は今日以外は晴れの日は無し。
それ以外は曇りか雪(チーン)。
これから旅のハイライトのアルプス登山なのに。。。
逆に今日が最後の晴れの日なので、高い山に登るなら今日しかない。
ローザンヌ観光を取りやめて、朝からフランスアルプスのリゾート地・シャモニー に向かうことにする。
ホテルのビュッフェでサッと朝食を済ます。
やはり、ここもベジタリアンやヴィーガンオプションがあまりないので、パンと果物とジュースを。今回は、果物があって嬉しい。
天候によって変更が効くスケジュールにしておくのも大切。
天気に左右されるアクティビティをする場合は特に重要。
予めガチガチに固まったスケジュールにしておくと、天気によって柔軟に予定を変えることができなくなるので注意。
その場合、変更費用を払っても変更する勇気を持とう。
晴れたアルプスの景色には、それの何十倍の価値があります。
今回は、ローザンヌ観光を取りやめて、早めにシャモニー に移動して、晴れの日のハイキングを楽しむことにしました。
列車の切符を事前に買っていなかったので、旅程を簡単に変更できて良かった。
ローザンヌ駅に着いて早速、シャモニー までの列車の切符を購入しました。
ローザンヌ駅には銀行の店舗のような豪華な「みどりの窓口」的な切符売り場があります。ジュネーブ駅にも同じような立派な「みどりの窓口」があったので、スイスの切符売り場はみんなこんな感じなのかも。
そこで係員さんに対応してもらいながら、シャモニー までの乗り継ぎ2回の切符を全て買うことに成功。
最後に「Do you want to change money?」って聞かれて「えっ?」
あーここはスイス。駅の切符売り場でもお金を換金してくれるんだ〜とびっくり!
銀行の役目も果たすのだから「銀行」っぽい建物なのも納得です。
ジュネーブ空港のATMで下ろしたスイスフランは全部使ってしまったので、「No, thanks」と答える。
これから後はフランスの旅。ユーロ圏になり、お金はユーロが使えます。
ローザンヌ駅の出発前に、昨日確認した駅舎のオリンピック五輪マークを激写。
世界で唯一ローザンヌ駅だけが、このオリンピックマークが使える駅なんだそうです。
目指していた朝9時過ぎのシャモニー に向かう電車に乗れて良かった。これで昼前にはシャモニー に到着できそう。
旅のTips_8
・駅の有人の切符売り場で列車の切符が買えるよう、時間に余裕を持って駅に行こう。
ヨーロッパの駅には、日本人からするとかなり古臭い切符の販売機があります。
これを簡単に操作して切符を買えれば問題ないのですが、意味不明なことが多く、なかなか販売機で切符を買うのは困難です。
有人の切符売り場カウンターで、切符を買うとかなり楽です。
乗り場から発車時間まで教えてくれるので、安心感が違います。
順番待ちで時間がかかるので、時間に余裕を持って駅に行き、対面カウンターで切符を買うようにしよう。
続き→フランスのアルプスリゾートのシャモニー でハイキングを楽しみます。
(3)ヴィーガンで旅するヨーロッパ:フランス・シャモニー 編
ヴィ―ガンで旅するヨーロッパ