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ヴィーガンで旅するヨーロッパ(5)フランス・パリ編

ヴィーガンで旅するヨーロッパ(5)フランス・パリ編

今年2020年の秋、スイスとフランスに行き、「ヴィーガンで旅する」をテーマに、ヨーロッパで盛んなヴィーガン(完全菜食主義)に注目して、新しい旅をしてきました。

コロナ禍の旅での心配や苦労、現地の状況などを交えて旅の報告していきます。
また、海外旅行の準備や楽しむための様々な旅のTips(ヒント)も紹介していきます。
 

ヴィーガンで旅するヨーロッパ

フランス・パリ
Visiting Paris

パリでは、フランス人のAlixさんのお宅と、パリ在住でBirth Doulaとして活躍されている日本人女性の木村さんのお宅の2カ所に宿泊させていただきました。大都会パリで現地の知り合いがいると、とても安心で心強いです。

コロナ感染拡大中で厳戒体制がひかれたパリですが、カフェもバーも営業されていて人混みもあり、パリの活気を感じることができました。ヴィーガンカフェやヴィーガン食料品店も営業していて行けてよかった。

ページ目次:

旅のTips(ヒント):

お店紹介:

Day9a. ニースからパリのAlixさんのお家へ

Jet Star航空でニースからパリへ約1時間のフライト。
パリはオイリー空港に到着。
なんとかトラムと地下鉄を乗り継いで市内へ向かいました。

地下鉄では人が多くて、やはりパリは都会だなと感じました。今までのアルプスや南仏ののんびりした空気とは違って、パリの地下鉄の中は特にコロナが怖い。
パリ市内のバスティーユ広場近くにあるAlixさんのお宅にやっと到着。
2年前にも一度訪れているAlixさんの豪華なアパルトメントです。

Alixさんが暖かく迎えてくれて、早速まずはシャンパンで乾杯。
久しぶりに会えて、元気そうでとても嬉しかったです。

ベジタリアンということを伝えていたので、Alixさんがレバノン料理のメゼLebanese mezzeを用意してくれました。
メゼとは中近東の前菜・アペタイザーにあたるもので「食前酒といっしょに食べる野菜中心の小皿料理」。いろんな種類の野菜や豆料理があって本当に美味しかった。
ヴィーガン料理の新たな発見ができて感謝です!!

出発前に金沢で買った九谷焼の浮世絵絵柄の小皿ペアのお土産を渡して。
ワインを飲みながら話が尽きず、夜は更けていく。。。

しかし、今日は先週受け損なったヘルスコーチプログラムのCheck-inオンラインミーティングの日。夜中の1時から始まります。今日はミスできない。
その前にお風呂に入って、少し仮眠して、なんとかミーティングに参加できました。
8人ほどの参加者で、私以外は全員アメリカ人女性。
当然ですが、みんな英語で喋るのが速くて、聞き取るのが精一杯!
終わったのが夜中の2時半。もうぐったり。。。

旅のTips 16. 現地の知人を訪ねよう

海外に知人がいるならば、知人を訪ねる計画を立てよう。
知人がいる都市を起点として旅の計画を立てるとかなり安心感があります。
そのためには、日本でお世話をしたり、普段からコミュニケーションをとり、訪問できる信頼関係を築いておくことが大事です。

今回の場合:
今回、パリでは2人の知人宅を訪問しました。
最初は東京大学でお世話をしていたフランス人のAlixさん。もう1人は、日本でのイベントでご一緒させていただいた日本人女性の木村さんです。

まず、木村さんから滞在のOKが出たので、パリ行きを決めて、パリから帰国するフライトを予約しました。コロナ禍で帰国便がキャンセルとなったりした場合でも、知人がいるとかなり助かります。

Day10a.  フランス・パリ観光 1 : ピカソ美術館Picasso Museum & ヴィーガンカフェThe Wild & the Moon

起きたのは朝の9時過ぎ。
いつも時差ボケで5時前には起きていたので、こんなに眠れて自分でもびっくり!
Alixさん宅のアラビア風なインテリアが映えるキッチンで朝食。
昨日のメゼmezzeの残りでサンドイッチを作り、パリ散策へ出かけました。

パリ1日目:
ピカソ美術館→セーヌ川ほとりでランチ→ノートルダム寺院→ルーブル美術館までセーヌ川沿いを散歩→ヴィーガンカフェThe Wild & the Moon→レ・アール地区lea Halles→フォーラム・デ・アール(Forum de Halles)

まずは、ピカソ美術館へ。
ニースから自転車で行ったアンティーブのピカソ美術館が休館で入れなかったので、パリでレベンジ。来場者も少なくゆっくり鑑賞できました。

その後、セーヌ川のほとりで持って来たサンドウィッチでランチ。
パリの大都市にいるのに、まだアウトドアランチの癖が抜けないけれど、セーヌ川沿いの緑も心地いい!
瓶ビール用の栓抜きを忘れて途中で買いました(笑)。

そこから、ノートルダム寺院で復元作業を確認。
2年前の火災前にノートルダム寺院に訪れていたので感慨深い。
復元がどのように進んでいるか壁の写真パネルでとてもわかりやすく説明されていました。

さらにセーヌ川沿いを歩いて、橋を渡ってルーブル美術館を通り抜けて、
ヴィーガンカフェのThe Wild & the Moon(ワイルド・アンド・ザ・ムーンカフェ)へ。
とても素敵なコンセプトのヴィーガンカフェ。
いろんなヘルシー商品が店舗の冷蔵庫に陳列されていて、それを見るだけで興奮。

ヴィーガンコーヒーと、ヴィ―ガンビスケットにチョコケーキを外のテーブルで食べました。
やっぱり、ヴィーガンカフェはパリでも人気があり、混み合っています。
そして、ホッとできる場所です。

その後、レ・アールlea Halles という賑やかな地域に遭遇。
そこのサントゥスタッシュ教会Église Saint-Eustacheのある公園広場は、散歩や日光浴を楽しむ人でいっぱい。近くにフォーラム・デ・アール(Forum de Halles)というホットな大型ショッピングセンターもある。その建物のうねりのある屋根のデザインは斬新。
天気も良くて、公園広場にいるだけでもウキウキするような場所。

実は私がパリに行く前日から、パリに「非常事態宣言」が敷かれ、カフェやバーは開業できないとなっていました。が実際は、パリの中心地のカフェやバーはほとんどオープンしていて、人混みもあり、ロックダウン中というのが嘘みたいでびっくり。

帰りに、パリにあるユニクロや無印良品もチェック。ユニクロは特にお客さんが多く入っていました。工場を改装した店舗の作りも興味深く、コンセプトストアとしてかなりパリでは人気があるようです。値段はやはり日本よりお高めでした。

途中、Bioショップで野菜を買ってAlixさん宅に帰宅。
フランスには、Bioショップというオーガニックの野菜や、ヴィーガン、グルテンフリーの商品を売っているお店が沢山あります。それだけ人々のオーガニックな健康食材やベジタリアンへの関心度が高いことが伺えます。
BIOショップに入ると、かなり感動!全て買い占めたくなります。

夕食には、昨日の残りのレバノン料理のメゼに私の定番のカラフルサラダ。
そして、日本から持ってきたうどんを作って食べました。
パリの美味しいバケットとワインとチーズはもちろん!

高齢のAlixさんのお宅ではヴィーガンでは食べれないチーズを食べました。
チーズを愛するフランス人にワインは飲むけれど「ヴィーガンだから、チーズは食べれません」とは言えない。。。
日本の離島に来て、魚が食べれませんと言っているようで。。。
旅行中は「フレキシブル(柔軟)なヴィーガン」です。

WILD & THE MOON(ワイルド・アンド・ザ・ムーン)ヴィーガンカフェの紹介

JETROサイトのサイトより抜粋

WILD & THE MOON(ワイルド・アンド・ザ・ムーン)

「創業者のエマ・サフコ氏は、“オーガニック”、“植物ベース”、“無添加”、“プラスティックの撤廃”、“グルテンフリー”、“コールドプレス(低温圧搾ジュース)”をコンセプトとした、「W ILD & THE MOON(ワイルド・アンド・ザ・ムーン)」を2016年3月に開店。2018年末時点でパリ市内に9店舗を出店し、瞬く間にパリでヘルシー料理専門のカフェを代表する存在になった。100%オーガニック、ビーガン、グルテンフリー、それぞれのレストランはあるが、3点がそろう店は希少だ。

WILD & THE MOON(ワイルド・アンド・ザ・ムーン)
19 Place du Marché Saint-Honoré,75001 Paris
09 72 66 22 96
http://www.wildandthemoon.com/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
営業時間:月~金曜8時~22時、土曜9時~22時、日曜9時~20時(定休日なし)」

Day11a. フランス・パリ観光 2:  モンマルトルMontmartre

今日は2年前のパリ訪問で気に入ったモンマルトルMontmartreに。
今晩から2泊はお友達の木村さんのお宅にお邪魔することになっているので、大きな荷物をAlixさんのところに置いてパリ散策に出発。

パリ2日目:
バスティーユ・マルシェ(Marché Bastille)→アール サンピエール カフェ(Café des Halles Saint Pierre)→モンマルトル・サクレ・クール寺院→オペラ座→ヴィーガンカフェ→コンコルド→木村さん宅

まずはAlixさんが、近くにバスティーユマルシェMarché Bastilleという野菜市があるからと案内してくれてました。週に2回もマルシェにたくさんのお店が出るといいます。その中で、Alixさんがよく通っているチーズのお店に連れて行ってくれました。
お土産にチーズを何個か買いました。本当に安くてびっくり!!
ヴィーガンじゃなければたくさん買いたくなります。

Alixさんと別れてモンマルトルの丘を目指して10kmほど約1時間歩きました。
丘の上のサクレ・クール寺院に向けて坂を登っていきます。
この辺り一帯は、観光客も少なくオープンしているお店がまばら。
2年前に訪れた時の観光客の活気がなくてちょっとびっくり
曇りだったので、今回は寺院の中へは入らずに、外からパリの景色を楽しみます。

前回来た時に気に入った可愛い陶器のお店に立ちより、カップ&ソーサーとお香立てを購入しました。お店が開いていて良かった。
GALERIE D’ART CERAMIQUE

そこから、さらに30分歩いてパリのオペラ座(オペラ・ガルニエ)に到着。
中の見学はしませんでしたが、建物自体まるで宮殿のようで、中も宮殿さながらの見所があるようです。次回行った時はぜひ中を見学しよう。
それにしても、オペラ座の前の一等地に、日本のユニクロ(Uniqulo)が重厚な建物の店舗を構えているのを発見して、すごいなあと感心。

その後、ルーブル美術館近くのヴィーガンカフェに行って、トイレ休憩。
本当、パリはトイレがなくて街を散策中はかなり困ります。あまり水分を取らないようにしているけれど、カフェか美術館でトイレ休憩が必須です。
それから、電車で木村さんのお宅に到着。木村さんとは今年の夏以来の再会で嬉しい!

木村さんのお宅は家族でヴィーガンです。
パリでヴィーガンのお宅に泊めさせていただき、パリでのヴィーガン生活を体験できて嬉しい。これがまたフランスの健康食材と和食混在のヴィーガンで最高です!!

夕食にヘルシーなオーツボウルをいただきました。
娘さんのサラちゃんとは前回日本であった時に、ヴィーガン仲間で意気投合しました。今は、通っている高校で積極的にヴィーガンの活動をしているそうです。本当に感心。
息子さんの雄太君もとても純粋で可愛い。

Day 12a. フランス・パリ観光 3 ローランギャロスRoland Garros & オルセー美術館Olssy Museum

朝はゆっくり起きて、朝食に和洋のオーツボウルを2つ頂く。
オリーブオイルやバルサミコ酢、醤油、手作りシソドレッシングなどを加えて、味を自由にアレンジできます。
ヴィーガンカフェのような素敵なお宅で、清々しい朝を迎えられて本当に感謝。

パリ2日目:
ローランギャロスRoland Garros→ブローニュの森Bois de Boulogne→オルセー美術館 Musée d’Orsay →ナチュラリアNaturalia→木村さん宅

今日は、木村さん宅から近く、テニスのフレンチオープンが行われているローランギャロスRoland Garrosに行きました。
ここもずーっと行きたかった憧れの場所!!

実は私は大のテニスファンでした(過去形ですが)。
自分でもテニスをしますが、以前はテニスの4大大会をテレビで夜中ずっと見ていました。フレンチオープンの時期は、パリ時間で生きてるみたいな(笑)。
最近はあまり見ていないのですが。。。

いつもはフレンチオープンは6月初旬の開催なのに、コロナの影響でパリで10月にちょうど行われていることに感動。試合を観戦したかったけれど、コロナ感染の影響で、ほとんどが無観客試合。もちろんチケットも入手不可能です。

私がRoland Garrosに行ったのはフレンチオープン準決勝の日。
やたらセキュリティの人が多く立っていて、かなりの厳戒態勢のよう。
会場には入れないけれど、練習風景も少し見れて、会場の外からも試合の様子が感じられて嬉しい。

会場からすぐ近くのブローニュの森で、持って来ていたランチを食べて少し休憩。
ランニングしている人が多い場所。
なんだかここの森が心地良くて長居してしまいました。

そこからオルセー美術館Olssy Museumへ移動。
ゆっくり美術館を楽しめました。
このコロナの時期、いつもは人混みが絶えない有名な美術館はどこもガラガラのようです。有名美術館や観光名所に予約なしで余裕で入れて、ゆっくり鑑賞できる点は、コロナ禍の旅の利点ですね。

作品の中ではゴーギャンの絵がとても好きでした。
この日は天気が回復し、美術館から見える外の景色も絵画のように綺麗。

そのあと、Convention駅の近くのオーガニック &ビーガンの専門店「ナチュラリア(Naturalia)」へ急いで移動。木村さんとサラちゃんと待ち合わせしてお買い物です。
Bioショップよりも大きくてオーガニックやビーガン食品など健康にいい商品や野菜、果物などがたくさん並んでいます。
ヴィーガン専門家のようなサラちゃんにいろいろアドバイスを聞きながら、ヘンプシードやフラックスシード、栗のグルテンフリーのクラッカーなどヘルシー食材を購入しました。

木村さん宅に帰って、ポテトやアイスプラントなどの緑黄野菜とニョッキの入ったヴィ―ガンプレートを夕食にいただきました。バルサミコ酢とオリーブオイルなどで自分で味付け。
そしてお豆の入ったお味噌汁が美味しい!とってもヘルシーで贅沢。

木村さん、こんな時期に泊めて頂き、ご家族との素敵な時間をありがとうございました。

NATURALIA(ナチュラリア)オーガニック&ビーガンの専門店の紹介

JETROサイトからの抜粋
「1973年に創業したチェーン系有機専門店「NATURALIA(ナチュラリア)」は、100%有機製法であり、100%植物由来である製品のみを扱う専門店「NATURALIA VEGAN(ナチュラリア・ビーガン)」を2017年に開店。現在はパリ市内に3店舗、パリ郊外に1店舗を運営。当初は2,000種類だった商品も、現在は約3,000種類(雑貨や化粧品を含む)にまで増え、充実した品揃えを誇っている。」

「人気が高いのは、カシューナッツを原料としたチーズ風味の食品や、ヨーグルト風味の大豆製品、ミルク不使用のチョコレート、穀物サラダのレトルト食品など。フランスらしく、カシューナッツを原料としながらもフォアグラ風に見立てた食品や、澱抜きの際に卵白や動物由来の素材を使わない、こだわりのワインやシャンパンもある。」

NATURALIA(ナチュラリア)
39-41 rue Richer, 75009 Paris
01 42 46 47 43
https://naturalia.fr/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
営業時間:月~土曜10時~20時、日曜定休日

Day13a. フランス・パリ出発

木村さん宅で6時半に起きて、日本に帰る準備。
木村さん家族に別れを告げて、まずはスーツケースを取りにAlixさんのアパートへ。
その日は空港までの直通列車が運行しておらず、Alixさんが空港まで車で送ってくれるとのことで本当に感謝です。

Alixさんと話をしているとあっという間にシャルル・ド・ゴール空港に到着しました。
空港でスーツケースをチェックインして一安心。
やはり、PCR検査の検査結果などの書類の確認は何もありませんでした。
搭乗時間まで、空港で最後の買い物を楽しみます。

あー長いようで短かった今回のスイス・フランスの旅が終わります。
エールフランス航空の直行便でパリから成田に向かいます。
コロナでかなり不安はありましたが、現地の知人にお世話になり、スムーズに旅をすることができました。今回のヴィーガンを注目した旅で、新たな発見がたくさんあり、充実した経験をすることができました。

機内では、10時間以上なんの食事やドリンクのサービスもなくて、機内サービスは今まで以上に最低。
ただ、帰国フライトが飛んでくれただけで感謝です。

続きは、帰国後の抗体検査、旅のTipsのまとめ
続き→(6ヴィーガンで旅するヨーロッパ:帰国後・旅のTipsまとめ

ヴィ―ガンで旅するヨーロッパ

Written by
FCJ編集部
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